丼でスッカラク思い出す
雨降ってたりすると近くのラーメン屋さんに行くのも気が向かないし、たまに自宅でラーメン作ります。
インスタントでも良いんですけど、あ、この前スーパーで買った生麺が有るぞと。
外食ラーメンだとどうしても野菜不足感アリなので、自由に野菜を盛れる自宅ラーメンはまぁ気に入ってるところなんです。
最近気にいってるのは、トッピングしないキャベツともやしの生食です。
ラーメンに乗せるとなると、炒めたり湯がいたりして乗せることになりますが、別盛りで生食にします。
そう、モヤシって生がうまいことに気がついてしまったんですね。良い水使ってるので爽やか感アリです。
タンパク質としてはもっぱら好きだし楽なゆで卵。ゆでと言っても蒸し卵で作りますけどね。
燃費がいいのと、分数できっかり半熟か硬ゆでかが調節できるので。
10個作るのも1個作るのもほとんど燃費が変わらないのがいいですよ。
とまぁ、別に何の変哲もない普通の日常をつらつらと書いてますが、さてラジオネタひねり出さなきゃなぁ〜と思いつつ、あっ!これだと思ったのはスッカラク。
柄の長い、スープものに最適な角度と形状と容量のあいつです。
レンゲをラーメンにつかうのが普通かもですが、丼に沈みやすい。
ヘリが引っかるようになってるレンゲもありますが、柄が長いとそもそも物理的に沈まない!のがいいところ。
さすがスープものに最適化されたスプーンだわぁ〜と、いつも感動しながら使ってます。
このスッカラク愛を一回書いとかなきゃ、と思ったらあらぁ〜なんと、昔に語ってましたね(^^ゞ)
というわけで、2023/05/11回の焼き直しを書いとくことにしました。
いや~、ほんとどうでもいいことをよく書くなぁと自分で思う。。。。
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韓国スプーンの紹介です。
もうとにかく私はこの韓国スプーンの大ファンなので、ホントにどーーーでもいいつぶやきに少々お付き合いくださいませ。
ちなみに韓国語でスプーンは「スッカラッ」と言います。
숟가락と書いてそのまま無理やりアルファベットに置き換えるとsud ga ragですが、発音ではsukkara(g)となります。最後のgは英語と違い、次に何か来ない限り全く発音しません。
たとえば「スプーンが」と言う場合、「が」に相当する助詞「이 = i」が後にくっつくと、sukkaragiスッカラギの発音となり、はじめてgが隠れていたことがわかります。
この、子音で終わる単語が多いことが、日本語話者にはキッツイ試練となるんですねぇ。
韓国料理に欠かせないメニューは、チゲ。鍋料理です。
さらにコンロの直火にかけて調理ができるどんぶりに相当する器のトゥッペギで、1人前のスープ料理メニューがたくさんあって、韓国ではランチ時や夕食など、食堂で本当に身近にみんな注文してます。
ということは、汁物ですからスプーンが登場しますね、普通。
でも例えば日本では味噌汁をスプーンで飲みませんよね?お茶漬けもスプーン使いません。
これはなぜか日本の常識であって作法とされること、汁物やご飯は、お椀や茶碗を手で持って箸で食べるようになってるからです。
韓国は逆です。器は持ったらマナー違反というのが普通でした。というのも、茶碗に相当するご飯容器は、ステンレス製の丸っこいタイプで、ごはんが詰まっていてフタされて保温してあるのでアッツアツで持てたもんではないからですね。
そしてもう一つ逆なのが、ご飯は基本スプーンですくって食べる、と。
スープの中に投入してよく混ぜて食べるなんてことも作法の一つで、許されるどころかそうしたほうがおいしいでしょ?と勧められたりします。
こんな癖がついてしまったので、社員食堂でカツ丼の時には、スプーンで全部まんべんなく混ぜて食べるとかして白い目で見られたりしています。
そう韓国式では、スプーンが主で、箸はスプーンが使えない食材をつかむ時に使うものなんです。
なので、例えばちくわを切ったようなスプーンで食べられるおかずは、デフォルトでスプーンを使います。日本だとまず箸をつかうところでしょうね。
そんなわけで、韓国のスプーンは非常に完成されたデザインとなってて、長い柄と浅めのスプーン、そして柄とスプーンの角度が絶妙なのです。
もう一つ日本人がやらない作法が、食事の時に箸を持ったままスプーンを使うなんてことがあります。
どうしても箸でないとつかみにくいおかずが有ったりする場合、箸とスプーンを持ち帰る必要があるのですが、スプーンをメインで使っている時に箸も同じ手に握り、スプーンを使わない時にはスプーンだけどこかに置きます。
뚝배기(トゥッペギ≒どんぶり→こんなやつ)に置くときが多いですが、みんなで鍋を囲んでるときなどは、パブリックの大鍋に自分のスプーンを放置して箸を使うなんてことも目撃できます。
4人で鍋を囲んでたら、四本スッカラッが刺さってるなんてこともあります笑
そしてこのスプーンの性能のおかげで、みんなで囲む鍋料理なのに取皿とかお椀とかが無くても鍋会食が可能です。
波々からほんの少し少ないくらいのスープを鍋からすくって、スプーン下面にしたたる一滴をどこかに伝わらせて落とせば、そのまま自分のクチにこぼれず持ってくることができます。
みんな訓練の結果できるんですね、これが。
さらに、汁物、煮物などをつくるときにこのスプーン、すこぶる使いやすいんです。小さめのおたまみたいな役割もできるし、煮物を崩さず混ぜることにも便利。
そんなこんなで韓国スプーン、スッカラッ。
ぜひお試しを。
スッカラッの例
https://a.r10.to/hUJxOO
ちなみに箸はチョッカラッ젓가락
こんな感じのペッタリしたタイプが食堂に多いです
https://bit.ly/44NIHaW
スッカラッとチョッカラッのセットで食事するので、この2つをまとめてスジョッ(수저)と言います。
https://www.konest.com/contents/todays_korean.html?id=17587
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今回のstand.fmの配信はこちら
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ぱるおの「思い立ったらオタメシ」ライフ
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