蒸しタマゴだよ
ゆで卵ってのは、全世界で食べられてる優秀なタンパク源ですよね。
個人的にタマゴが好きってのもあるんですが、朝食はトーストにゆで卵ってパターンがよくあるので、手軽に半熟卵ができないかと始めた蒸し卵。
世には多くのレシピがでてるようですが、ワタシ的な作り方などを書いてみます。
方法は簡単、「フタ付き」のフライパンか鍋を用意し、トロ火で必要時間(最長12分ほど?)加熱しても無くならない程度の水を入れます。
ウチの場合は直径24cmの平たい鍋で、入れる水は100mlほど。ほんとに少ない感じに見えますが大丈夫。
卵が濡れても当然OKなので、蒸し器のように中間の「すのこ」が有っても、無くてもOK。
そして冷蔵庫からそのまま必要な個数の卵を鍋の中に置き、蓋をして強火で水が沸騰するまで待ちます。冬季でもウチの場合は1分くらいですね。
湯気が出だしたら、これ以上小さくしたら消える程度のトロ火、つまり少しずつでも良いから蒸気が出続ける状態の火加減に設定します。
この状態からタイマーをかければ、生→ドロドロ熟→半熟→固茹で→ガッチガチ茹でと状態が進んでいきます。
ウチの設定では冬も夏も冷蔵庫の庫内は摂氏5度程度。
その状態を起点として100度蒸気で蒸される時間を6分きっかりで取り出して、すぐに冷水につけて冷やすと、好みの半熟ができ上がります。
卵のサイズがバラバラのをよく買ってくるので、そんな場合は少々しあがりにばらつきがありますが、まぁそれほどブレませんよ、。
かたゆでにしたい場合は、タイマー10分とかにしとけばOK。
これでもの足りなかったら、火を止めた後にフタをとらずにしばらく放置しておけば十分硬くなります。
ともかく仕上がりのために管理するのは時間だけってのが良いし、1リッターのお湯沸かすガス代が10分の1で済みます。セコイ節約ですね。
とかく朝忙しい中での調理なので、タイマーが有ればある程度放っておける蒸し調理が気楽です。
それも面倒という向きには、電気と場所さえ有れば自動蒸し卵器なんてものも数千円でたくさん売られてますが(こんな感じ)まぁ当方では置く場所無いのでねぇ、、。
電気式の場合、少々余計に時間がかかるというのも今ひとつなポイント。
なので、ガスレンジに鍋釜で蒸し方式の時間で管理、ってことに追いついて久しいですね。
だから何なの?ってことでもありますが、卵好きなモンで。
電子レンジ調理のこんなのも売ってるんすね、異様に安いんですが、試した人います?
日本語的には「ゆで」たまごですが、要はニワトリの卵を殻ごと加熱すればできちゃうわけでして、なにも大量のお湯を沸かして生卵を投入しなくてもいいんじゃね?と思ったのがこの方式のきっかけだったと思います。
小さめのラーメン鍋を使ったとしても、一つ二つの卵入れて全体がかぶるほどの水を入れると、どうですか?400~600mlとかになっちゃいますよね。
普通に沸騰するまででも、加熱時間はガスの強火で3分ほどになります。
さらに、水からだんだんと温度が上がっていってお湯になり沸騰するわけですから、茹で加減には温度勾配分の誤差が生じるわけです。
冬はかなり冷たい水道水で摂氏10度とかそれ以下とか、夏は既に摂氏30度以上の状態もザラですから、沸騰させるまでのゆで誤差が出ちゃいます。
なので、カッチカチに仕上げるならまだしも、私の目指すちょうどいい半熟に仕上げるためには、ゆで時間での管理ができないんですよね。誤差有りまくりなので。
タイマー掛けて時間で管理し、毎回好みの同じ茹で具合にしたい、ということでも、蒸し調理は有利なんです。
なにせ、鍋の底で沸騰する温度にまで達した水がちょうど摂氏100度の「蒸気」となり、フタをした鍋の庫内をほぼ一様の温度にしてくれるわけですから、素人向きです。
火を絞り忘れて強火のままでも、超とろ火にしても、よほど凍るほどの室温でない限り、内容物である卵の表面は、一定の摂氏100度調理ができているハズなのです。
キャンプしてる時の経験則ですが、卵を2,3段に重ねるほど大量に蒸しても、かなりでき上がりは均一です。
少々大鍋で作るので水を200ccくらい入れたと思いますが、卵2パック20個の半熟がバッチリできました。
ただ、家庭で温泉卵とかを作るなら、低温調理器とか、専用の温調ができる機器が無いとちょっとむつかしいでしょうね。
たまたまできたとしても、再現性もって作るとなると、家庭では結構つきっきりになっちゃうんじゃないスかね?
オンタマはラーメン屋さんか、どっかの旅館に行ったときに美味しくいただくとしよう。
思い起こせばそれこそ貧乏学生時代には、常に腹が減ってたので炭水化物ばっかり食べてたような気がしますが、さすがにタンパク質が足りないと不調になってきてましたね。
そこで登場するのが物価の優等生タマゴというわけで、それ以来特にたまごのファンになった感もあります。
日本のタマゴ産業、実はものすごい企業努力でもってこの価格と流通が支えられてるんですね。
だいたい生卵をごはんにぶっかけて食べるなんてのは、他国の人に訊くと、まず考えられないと言われます。
鶏豚牛肉のように、熱を加えて食べなければならないものであるというのが常識だそうですが、日本では別に生でも焼いても茹でてもどうぞって感じじゃないですか。
これ、実はすごくありがたいわけです。
ベトナムに行った時、大きな1束で数十個もある卵が店頭に並んでて、あらまこんなにいっぱい一気に買うもんなんだとびっくりしましたが、もっとびっくりしたのは、その隣に置いてあった10個(だったと思う)パックの卵が、倍三倍の値段でうられてること。
訊いたら、その高い方の卵はおそらく日本人向けの、生食可能な卵だったんですね。
そうそう、日本人は海外在住で切望するアイテムの一つに生卵がよく話に上るんですよ。
あと代表的なのは納豆と、ちゃんとした醤油ですね。
これらがないと生きられない人、何人も知ってます。私もその一人w
イスラエルに居たときにどうしても食べたくなって、腹痛覚悟で現地の普通の生卵でTKGをかき込んでみたんです。
割った感じも色も違ったので、まぁ品種が違うからなんだろうなと思ってましたが、はっきりいってぜんぜん美味しくなかったんです。
残念すぎ、でもお腹は大丈夫でした。たまたま。
不思議とスクランブルエッグとかゆで卵は不味くないんですよ。なんなんだろうなぁ〜。
ここまで卵愛を語ったとしても、さすがに自分で生産しよう!とはならないのがタマゴ。
またまたこんな話に付き合っていただき、感謝です!
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