スーパーマーケットでの買い物ネタが多い理由は、良く行くからというか、スーパー好きというのもあるかもです。
こう、人間模様というか、社会経済情勢というか、季節感というか、いろんなものが凝縮されてる感じがするし、見えやすいかな~と思うので。
年度が替わるこの時期、感じたことなどをちょいと書いてみます。
私が住んでる埼玉県北エリア。
生活にクルマが必需品と言える車社会です。
逆に言うとクルマに乗れるうちは、かなり便利に用事が済ませられる生活とも言えますね。
物理距離は数キロとか10キロくらい離れていても、まぁお目当てのスーパーには簡単にアクセスできてしまうということで、事実上激戦区と言ってもいいエリアだと思います。
スーパーで何を買うかというと、食べ物。それも、冷蔵・冷凍が必要なデイリー品が主体ですね。
市場規模は、アクセスできる周辺の人の人口✕胃袋の大きさということになりますね。
スーパーはこのパイの取り合いに日夜奮闘ということになりますが、経営はタイヘンなことでしょうね。
顧客は一般市民、ということは当然超わがままですね。自分を含めて。
好みのもの以外は手を伸ばさないし、数十円の値段の差でも、同じものの値段が高ければ隣のスーパーで買おうってことになっちゃいます。
囲い込み戦略もすごいですね。
ポイントカードなんてのが常習手段でしたが、今日日スマホのQRかざしての囲い込み。
硬券のカードをかざすのと同じ料率なのが悔しい感じもしますが。
支払い方法で差別化しているところもあります。
私の好みの鮮度抜群激安スーパーは、現金のみ決済可能です。
その分安くしてますって言ってますが、どうなんですかねぇ?
そしていつの時代でも試行錯誤が止まらないのは、レジの方式ですね。
今でも昔ながらの複数レーンで生身の人間がレジを操作するという方式も多い。
ピーク時には長蛇の列になってしまい、だいたい5分以上待つとストレス、10分待つともう二度と来ないかなって感じになります。
ちょっと前、いやだいぶ前のレジ方式ってのは、帳面とそろばんでお会計。
ってのは古すぎるとして、商品全てにバーコード無しの値札を一枚づつ貼って、それを見てレジ打ちの人がレジのボタンを「打つ」方式だったんですね。だからレジ打ち。
実は良く見てたのはこんなレジ。
これは、ここからの引用ですが、良き店栄えるなんて、知らん人がほとんどですかね?
レジの習熟度が待ち行列にダイレクトに影響する時代だったので、馴染の店に行くと、列が長くてもレジ打ちが速いお姉さんの所にならんだものです。
ダメなオッサンとかとの速度差は10倍だったかな。
打ち間違いがないかどうかとか、手元やレシートをガン見した覚えもあります。
それが今はPOSシステム=バーコードのスキャンとなりました。
これは完全に流通改革ですよね。
一品ごとに統計が全部とれるようになり、速攻で経営に反映できますから。
で、この待ち時間を短くする方法に、スーパー側としては涙ぐましい経営努力をしてるんでしょうねぇ。
まずはレジのレーンあたりの人数を、1人から2人に増やして処理能力を増やす。
当然人件費がかさみます。
決済工程を切り離す方式が最近主流になってますが、これは会計のためのスキャンが完了したあとに、レーンの後工程に設けられた2~2.5台程度の精算機で支払う方式。
機械に慣れてない人や、小銭を一個づつポチポチと数えながら入れる人が居ても、以外とふんずまりにはなりません。
ただ、めったくそ慣れてないとか問題を起こす客が居た場合は、レジスキャンの人か他の係員が駆けつけてケアしなければならないケースも見られます。
いずれにせよ、店側としてはちゃんと決済したかどうかだけをシレッと見張ってれば良いわけですね。
好みが分かれると思いますが、私はセルフレジがある店が好みですね。
プロがやるほうが自分でスキャンするより速いのは知ってるんですが、だいたい短い待ち時間でセルフレジの機械にたどり着いて作業開始できるし、マイペースでスキャンしてると精神衛生上待ってる感じにならないというのが大きいかな。
で、もっと気に入ってたのがスマベルク。
これ実は#279で喋ってました。
自分のスマホにスマベルクアプリをインストールし、入店時にBluetooth方式でチェックイン。
専用のカートにスマホホルダーが付いているので、店内買い回り時に商品のバーコードを読みつつ進みます。
長いレジ待ち行列を横目に、すでにスキャンを終えてる自分のカート分のQRコードを表示し、それを精算スキャナに読み込ませるとチェックアウト完了!
レジ袋とか箸とかプチプチとかが置いてあるので必要分取って、サッカー台で袋詰めする。
と。
非常に簡単スマート快適〜〜って感じだったんですが、、、
2024/3/29で終了〜〜〜
残念すぎ。
近所にこの方式の他店舗は無いんだよなぁ〜。
中止の背景にはいろいろあるんだろうなぁ。
Amazon Goみたいに、チェックインしたらあとはそのまま買いまわりして店から出れば無人自動精算!みたいな方式が一応はゴールだろうと思うけど、技術開発と導入コストがものすごいだろうなぁと思います。
今までちょっと仕事で若干関わってたことも有り、無人店舗なんてのに何軒か訪問して実際に買い物したことありますが、まぁ相当に課題は多いですよね。
一般のスーパーに簡単に導入していっぺんに波及するなんてモノや方式には、まだお目にかかれていません。
とは言え、人件費も高騰が目に見えているので、よっぽど荒療治的な革新技術の導入でもしないとやばいスーパーも出てくる予感です。
そして荒療治の末に待っているのは、いままで人海戦術でやっていたタスク分の仕事が無くなる、ってことですかね。
でもしばらくは物流を支える側の労働力は不足し続ける、と。
さて、しばらくはジリジリと(もしくはドカンと)物価高が続いていくんじゃないですかね?
この辺の心配ごとがスーパーから直接感じられるんだよなぁーってハナシでした。
はい、結論はありませんです。ただお腹がすく限りはスーパー行くよってことですね。
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