ゴミとの格闘ニッポン
えと今回は、壮大な愚痴かもしれませんので最初に謝っときますm<_ _>m
ゴミ出し、正確には家庭ごみの排出方法といったところでしょうか、もうほとほと疲れますなぁ。
日本国内に無数にある市町村ごとのローカルルールを守らなければ、地域から放り出されるくらいにまでの社会的罰が待っている感じすらします。
そのルール自体も、ほんとーーーに地域ごとに異なるので、ぼさっとしていると家がゴミ屋敷になりかねません。
私の複数の知人も困り果ててたりします。
生活時間帯の関係上、ゴミを出すタイミングが上手くいかないと。
ゴミ捨て場はちゃんと地域にあるんですが、出して良い時間が厳格に管理されてるからなんだと。
私もいろんな場所に住みまくったことがある引っ越しマニアではありますが、ともかく日本のゴミ出し文化は厳しすぎます。
人の生活を蝕む悪しき習慣に成り下がっている自治体も経験したので、私は引っ越したことで恩恵を受けてると言えるかも。ごみという大義名分を盾に正義感有りまくりの人が跋扈したりしてました。
この習慣というのは、市町村が定めたもの以外の、ゴミ出し極小共同文化圏内の人間関係にくっついていて、明文化とかされてない場合が多いのです。
助け合いの精神とか、人口の超密集状態でのルール化とか、日本文化はとっても得意じゃないですか。で行き過ぎて、勝手に生きてる人を見つけたら、村八分って文化もあります。
たかがゴミ、されどゴミ、生きていれば必ず捨てる運命にあるゴミを出すのに、情報・ノウハウ・スケジュール力、体力、がこれほどに必要なのは、日本だけじゃないですかね?
私が住んでたことのある外国では、生活ゴミはマンション1階のゴミ室とか、路上に結構たくさん置いてある、2tトラックの荷台1つ分くらいのゴミ回収コンテナとかに24時間365日投入が可能でした。あ、今年は366日ね。
ある程度、というか相当量のゴミが溜まってから、重装備マシンのくっついたゴミ収集車が回収に来て、クレーン状のアームを伸ばしてコンテナごと、ゴミバケットごとザッスリと持って行く方式です。代わりにカラのコンテナが置いていかれる、と。
日本にも昔はダストシュートってのが有ったりしました。さすがに今は無いか。ちなみにこれ、和製英語だそうです。他国ではまだ有るって書いてあるぞw
日本のように、人海戦術で朝の決まった短い時間帯に手づかみで持って行くなんて、なんか前近代的な困った方式なんじゃないかと思うんですよ。
そして、決まった曜日に出していないゴミは、そのままメッセージを手書きで書いて「置いていく」なんてことやってるんですね。
次からはちゃんと出しなさいよ的なメッセージです。果たして次、守るんですかね?
その昔、生ゴミ・プラ・カン・ビン・金属・蛍光灯・その他諸々を、全部一つの大袋に入れて出して良いというトコに住んでました。デカい市で経験した、大昔のことですが。
どうしてそれが可能だったかと言うと、ツヨツヨのごみ処理施設だからだと市民には説明されていたようです。そのため「他の」自治体との比較を持ち出して、こんなに維持費に税金が余計に使われてるとかという議論になり、環境問題だとか、日本でのトレンドとかを持ち出して、大いなる分別ゴミ出し生活大会への進化(生活の質の退化)を遂げたのです。
今住んでる市では、前住んでたところと違って、燃やすゴミの中には、ビニール包装やプラごみなども入れて良いので、これは助かってます。
分別の種類分だけのゴミ箱を、狭いうちのスペースに用意できる環境にも無いし。
ただ、絶対にごみ収集場所に捨ててはいけないのは、蛍光灯と電池。これは市役所などの特別な収集所まで持っていく必要あり。
今回のスタエフの話に出した、捨てられず困ってたモノは、カセットコンロのガスボンベ。ウチでは「ビン」の日に出すルールになってるんですが、月1回だけ。
なんだかんだで毎月出せずじまいが続き、半年分15本、昨日めでたく出せました。カセットガスだけに、全部使い終わって、100均の穴あけ機で安全になってるのが幸いですが、「出せてないゴミ」が自宅室内で毎回毎回視界に入るだけでサガりますよね。
このガスより始末が悪いのは、スプレー缶。これに至っては、捨てられず困ってる、と現在形です。市からのごみ捨てインストラクションには、「中身を使い切って、ガス抜き穴を開けて排出して下さい」と書いてあります。
使い切るってあーた、強力アリコロリてきな薬剤、買っちゃったは良いけど全部なんか使えまへんがな。ライターかざして燃やすってのもナニだしね。
それとかもう何年持ち続けてるかワカラン研磨剤とか、用途ごとに買ってはバンバン本数が溜まっていっちゃった住宅用洗剤とか。そんなに全量使えまへんがな。せっせと掃除しなはれちうことでっか?
ちょっとイジけてますが、まぁこういうケミカル品とかを一手にタダで受け入れて処理してくれるとこととか無いかなぁ?
と思ったら、たとえばこんな便利な有料処理サービスもあるですね。
https://www.recycle-izumi.net/lp/
しかしまぁ処理代金、高いなー。
これ知ってたら買わなかったものも多いかなぁ。
そしてリチウムイオン電池なんてのは、市に1箇所しか無いリサイクルセンターに持ち込み、それでも膨れてたりすると受け入れ拒否されるので、後生大事に自宅の置物にするか、なんとか産業廃棄物業者に交渉して持っていってもらう必要あります。
一回これ経験しましたが、この小さいバッテリー捨てる手間にかけた時間は数時間。ガソリン3リッターってところですかね。もうイヤっすね。(この放送回)
蛍光灯とか昔の体温計・血圧計などをゴミとして出す場合は、水銀を使ってるので、専用のリサイクル施設で処理する必要がある、ってのはまぁ納得です。
普通の焼却炉には、水銀蒸気のセンサーが付いてて、いざ誰かがインチキして捨てた水銀が燃えて検知されたぞ!となると、薬剤を噴霧して対処したり、処理を自動停止したりするそうです。
この仕組みがなかった大昔は、一体どうしてたんだろう?大気に放出、、、してたかもですね。シランケド。
そうそう、昔は町じゅうに焼却炉ってのは普通に有りました。今は低温で燃やしてダイオキシンでるからって、廃止・禁止されてる感じですがどうでしょう。
有れば手軽に燃やせて良いんですが、マンションの室内に焼却炉はねぇ。
あ、薪の暖炉もってる友人がいますが、そこでゴミ燃やすのもちょっとナニだしなぁ。
まぁ、リサイクルを考えれば、排出側でできるだけ分別しておくに越したことはないんですが、中には間違えちゃう人、テキトーなひと、ルール無視の人もいるので、システムで解決したほうが良いんじゃないかと、私は思う派です。
金かかっても、受益者はほぼ全員だと思えるし。広く浅くごみ処理システムや技術に投資してもらえば、生活を通したQOLは上がるんじゃないかと思うんですよ。要らんイザコザとか、特に時間からの開放になると私は思ってます。
化学物質の処理には知見・技術と設備が必要だから、こういうサービスも成り立つとは思うですが、よぎるのは不法投棄の文字。
高くて手間のかかる処理費が当たり前にされているとどうでしてもコソっと捨てたくなるというのも心情というもの。アカンけど。
ともかく液体系のゴミ、もとい製品ってのは、買うときに要注意でっせー。
これから人口減少する日本ですから、どこかゴミ出し労力フリーのモデル都市でも作ってくれませんかね。
せめて、燃やすと燃やさないと危険の三種類だけに分けて、24/365回収するシステムでよろしくー。
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ぱるおの「思い立ったらオタメシ」ライフ
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